okayamokugei私たちについて

木のいのちと美を
技にたくしてお届けする

私たちは、原木を仕入れ、家具、木工品の制作を行っています。
自分たちの目で見て選び抜いた国産天然木を仕入れ、適切な製材と丁寧な乾燥を行い、心を込めて加工します。
心がけるのは、日々の生活で使って喜んでいただけるものであることです。

木の心を読み解き暮らしの中で愛されるものづくりを目指して

「おかや木芸」は豊かな自然が数多く残る島根県出雲市斐川町にあります。斐川町は、神名火山の麓、斐伊川と宍道湖に囲まれています。見渡す限りの田園、宍道湖の朝靄と夕日、青々とした山々、鳥たちの声が静かに響く、自然の美しい町です。この豊かな自然の中、おかや木芸は約60年、木工と漆塗りをしています。職人から職人へ受け継がれた技術で、現代の生活に合う道具や家具を作ります。神話が生まれたこの郷には、たゆやかな時間が流れています。自然の恵みに感謝し、世代をこえて長く愛される「ものづくり」を目指します。

国産の木材にこだわる

日本の国土のうち、約7割は森林です。地球全体を見ると、森林は1割しかないことを考えると、日本は緑の豊かな国土を持ちます。しかし、日本の木材の受給率は3割弱。日本の木材は有効活用されず、森も本来の姿を失いつつあります。木を植え、育て、収穫し、適切に使い、そして植えるという森作りの循環を取り戻すことは、森林の環境を整え、洪水や土砂災害の防止にもなります。国産木材を使うことは、森林を元気にすることにも繋がります。

〔 製作風景 〕

  • 原木仕入れ

    日本産の天然木を仕入れます。黒柿は数が少ないため、日本各地の情報を収集して購入します。栗やけやきなどは、割れがなく木目が美しいものを選びます。

  • 製材

    木には個性があり、どの方向から鋸を入れるかによって、木目の出方が変わります。転がしながら、枝やフシの位置を確認し、場所を決めます。また、断面から木目の出方を想像して、厚さを決めます。板にすることが多いのですが、縦木取りにする場合もあります。

  • 自然乾燥

    製材後、時間をかけて自然乾燥します。その後、乾燥機に入れて一度水分をとばし、再度水分量を戻します。

  • 制作風景 整形

    工房では小さな木工品から大きな家具まで作ります。指物、刳りものなど、幅広いジャンルの木工品を作ることができます。

  • 制作風景 木象嵌

    木象嵌で黒柿の板を埋め込み、折敷を作っている様子です。この後、うづくり(表面の柔らかいところを削り、硬い部分を露出させる)をして、漆を塗ります。

  • 制作風景 テーブル

    囲炉裏テーブルを作っている様子です。画像はテーブルの裏側で、反りどめが入っています。この後、断熱材をつけて、銅板をはめ込みます。囲炉裏の大きさもオーダーのため、一点一点サイズが異なります。

  • 制作風景

    黒柿のペーパーナイフを磨いている様子です。

  • 制作風景

    木材を必要な厚さに調整しています。

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作品紹介

私たちは木の個性を生かしたものづくりを心がけています。木材をよく観察し、個性を受け止め、長く愛用していただけるものづくりを目指しています。おかや木芸の作品シリーズとして、「出雲黒柿」「栗乃舎」「暮らしの木工」があります。

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